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2024.03.29
保険営業が転職を検討する場合は何から考え始めれば良いのか
日々、保険営業として活動していると、ふとした瞬間に転職という選択肢がよぎることがあると思います。現在の保険会社や代理店に満足していない方や、満足しているもののより良い会社を探している方、環境を変えてさらにステップアップしたい方など、その理由は様々だと思います。
そんな保険業界の転職ですが、転職先を探す際にまず何から始めれば良いかわからない方も多いと思います。今回は、そんな方に読んでもらいたい、保険営業が転職を検討する場合に最初に考えるべきことをお伝えします。
【目次】
1.良い転職先を探す作業に走ってはNG
2.転職先云々ではなく保険営業としてどうありたいかを考えることが大切
3.今回のまとめ
良い転職先を探す作業に走ってはNG
転職を考え始め、多くの方がまず最初にすることが、転職先を探すという作業だと思います。給与や人間関係、ノルマなどの条件が良さそうなところを探してみて、良い代理店や保険会社が見つかったら転職活動を始めようという方がほとんどではないでしょうか。一般的な営業や事務職であればこの方法でも良いのですが、保険営業に限っては、この方法では上手くいかないことが多いと思います。
保険営業は、一般的な会社で雇用される人とは異なり、個人事業(もしくはそれに準ずる存在)として、ある程度の自主性が求められます。会社から与えられるものではなく、自分がどう会社を使い、会社に貢献しながらキャリアアップしていけるのかを考える必要があります。福利厚生のように会社から一方的に享受するのではなく、自分の働き方と会社の風土を上手くマッチさせて、自分で理想の環境を作り出していくようなイメージです。
つまり、良い職場を探す以上に、自分がどう働くのかが重要であり、この部分が定まっていなければ転職が上手くいくことはありません。
転職先云々ではなく保険営業としてどうありたいかを考えることが大切
保険営業の転職においては、自分がこれからどのように働きたいのかをしっかりと考えておくことが大切です。
一口に保険と言っても、生保か損保か、個人保険なのか企業保険なのか、どのような商品の提案に強いのか、メインの顧客は非上場企業か上場企業かそれとも医療法人や宗教法人を狙うのかなど、営業スタイルは千差万別です。また、保険以外にも相続や財務、FPなどのコンサルティングサービスはどうするのかも考えておいた方が良いかもしれません。他にも、弁護士や税理士と組んで動いたり、セミナー講師等の講演活動を行なったりと、営業方法も人によって大きく異なります。
こうした自分の祝儀のようなものをしっかりと定めた上で、それを実現できる環境はどこかという視点で、保険会社や代理店を探し始めるのが正しい順序です。
今回のまとめ
転職というと転職先の企業を探す活動と思いがちですが、保険営業においてはこの限りではありません。まずは自分自身を知って目標を立てた上で、動き始めることが重要です。これをおろそかにしてしまうと、結局、どこに行ってもしっくりこずに渡り鳥のように代理店を転々とすることとなり、結果としてお客様や関わる人全てを不幸にしてしまうことになりかねません。