保険業界における保険代理店の役割やビジネスモデルをご紹介

これまで保険業界に在籍していた方の中には、
別の保険会社への転職を
検討している方もいらっしゃるかと思います。

過去在籍していた保険会社が代理店なのか、
直営の保険会社なのかによって、
同じ保険業界でも業態が異なります。

そのため、現在所属している業態以外に
興味を持たれている方も
いらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では、保険業界における
保険代理店の役割や
ビジネスモデルをご紹介します。

保険業界における保険代理店の役割

保険代理店は、保険会社とお客様の間に立ち、
保険会社の商品を提供する役割をもちます。

主な業務として、
保険代理店は下記の業務を行います。

・ 保険商品の説明・提案
・ 保険対象の確認
・ 契約に関する重要事項の説明
・ 申込書の告知に関しての説明・受領
・ 保険料の徴収・受領
・ 契約更新・解約手続き

保険代理店と保険会社の違い

こちらでは、保険代理店と保険会社の違い
についてご説明します。

保険代理店

保険代理店は、保険会社に代わり
お客様に商品やサービスを
提案・販売する役割をもちます。

そのため、保険代理店は
さまざまな商品をもとに
お客様にとって最適なプランを
提案できる点が強みです。

業務内容としては
保険商品の紹介や契約締結、
契約内容の変更、事故や病気などの受付対応、
保険金請求サポートなどがあります。

結婚や出産、進学など
大きな費用がかかるイベントが近づいた際に、
保険の内容を見直すことが多くなります。

お客様の生活に変化があった場合でも、
さまざまな取扱商品の中から提案したり、
既存サービスの保険料を見直したり
といった提案を行うことができます。

そのため、契約の継続や
新商品の成約につなげやすい点が特徴です。

保険会社

保険会社はお客様に商品を
提案・販売するだけでなく、
提供する商品を企画・開発する役割もあります。

業務内容は先述した
保険代理店の業務のほか、
保険商品の企画開発などがあります。

保険会社は、代理店を介さずに
直接お客様と契約をすることができるので、
保険代理店よりも低額の保険料で
提案することができるメリットがあります。

例えば自動車保険などの損害保険で、
保険会社と直接契約を締結することが挙げられます。

保険代理店のビジネスモデル

こちらでは保険代理店の
ビジネスモデルについてご説明します。

保険業には生命保険業と損害保険業の2種類があり、
それぞれ保険契約時に
保険会社から保険代理店に報酬が支払われます。

保険代理店には乗合タイプ、専属タイプ、独立系ファイナンシャルプランナータイプ
という3つのタイプに分かれます。

乗合タイプ

複数の保険会社の商品を
取り扱っている代理店です。

さまざまな企業の商品を
見比べることができるので、
乗合タイプの保険代理店は
お客様の要望に沿った提案ができる点がメリットです。

専属タイプ

委任契約を結んだ、1社の保険会社の商品を
取り扱っている代理店です。

取扱商品が1社の保険会社のものだけなので、
深い商品知識と理解を身に着けることができる点がメリットです。

独立系ファイナンシャルプランナータイプ

資産管理や財産形成の提案の一環として
保険商品を取り扱っている代理店です。

生命保険や損害保険以外にも、
「○○歳までに○○円の資産が欲しい」
「子供が大学に入学するまでに○○円蓄えたい」など、
お金に関する相談全般を受けることができる点がメリットです。

おわりに

本記事では、保険業界における
保険代理店の役割やビジネスモデルをご紹介しました。

保険業界は保険代理店と
保険会社の2つに大別することができ、
それぞれビジネスモデルが異なります。

また保険代理店の場合、乗合タイプ、専属タイプ、独立系ファイナンシャルプランナータイプ
とさらに3種類に分けることができます。

保険業界内で別の企業への転職を考えられている方は、
「自分はどのタイプが適しているのか」
「どのタイプになぜ挑戦したいのか」
を明確にしてから転職先を検討しましょう。