保険営業専門の代理店転職・キャリア支援ならインステイト「お知らせ・コラム」ページ

MENU CLOSE

お問い合わせ お問い合わせ
LINE LINE
L I N E
お問い合わせはこちら
お問い合わせはこちら
お知らせ・コラム

NEWS

  • HOME
  • NEWS
  • column
  • 保険会社における相互会社と株式会社の違い

お役立ちコラム

2024.12.04

保険会社における相互会社と株式会社の違い

保険会社は主に「相互会社」と「株式会社」の2つの形態に分かれています。どちらも保険契約者に保険サービスを提供することが目的ですが、その運営の仕組みや利益の配分方法が異なります。
今回は、そんな保険会社における相互会社と株式会社の違いについて詳しく解説します。

【目次】
1.基本的な組織形態の違い
2.資金調達方法の違い
3.利益配分の違い
4.経営方針の違い
5.今回のまとめ

基本的な組織形態の違い

相互会社は、保険契約者が会社の構成員(メンバー)となる仕組みを持つ法人形態です。保険加入者が会社の「社員」となり、事実上、経営の一部を担うことになるため、相互会社の主な目的は保険契約者の利益を守ることに重きが置かれ、外部の投資家からの資本調達や利益配分を重視する必要がありません。日本生命や住友生命などがこの相互会社にあたります。
一方で株式会社は、株主が出資者として会社の所有権を持ち、経営に参加する形態です。株式会社の主な目的は株主への利益還元を重視することであり、収益を上げて配当を出すことが求められるため、株式会社型の生命保険会社は経営戦略として利益追求を優先する傾向があります。第一生命やメットライフ生命などがこの株式会社にあたります。

資金調達方法の違い

相互会社と株式会社では、資金調達方法に大きな違いがあります。
相互会社は、株式を発行して資金を集めることができないため、保険契約者からの保険料や内部留保で運営資金を賄います。そのため、相互会社は保険料を保険契約者に有利な形で設定しやすい一方、大規模な資金調達には限界があります。
これに対して株式会社は、株式を発行することで多くの投資家から資金を調達することが可能です。そのため、事業の拡大や新しい商品の開発などに充てるための資金を迅速に集められる利点があります。ただし、株主への配当や株主価値の最大化が求められるため、保険契約者に直接還元される形とは限りません。

利益配分の違い

相互会社の場合、利益が出た際には、主に「剰余金」として保険契約者に還元されます。還元方法としては、配当金として支払われたり、保険料の割引という形で還元されたりします。つまり、保険契約者は実質的に会社の一員として扱われ、その利益が直接還元されるのです。
一方で株式会社の利益は、株主に配当として支払われます。株式会社の生命保険会社も保険契約者に配当を行うことがありますが、これは株主への配当と並行して行われます。基本的に株主が最優先されるため、保険契約者への還元は二の次になる傾向があります。

経営方針の違い

相互会社は保険契約者の利益を守るため、安定的な運営を重視する傾向が強いため、保険料を低く設定したり、契約者に有利な保険商品を提供したりすることに注力します。
一方で、株式会社は株主利益を重視するため、効率的な経営や収益性の高い商品開発を行うため、短期的な利益を追求し、競争力の高い商品ラインナップを作ることで株主価値を高めようとする傾向が見られます。

今回のまとめ

生命保険の相互会社と株式会社には、保険契約者と株主をどのように扱うかという基本的な違いがあり、それに伴う資金調達方法や利益配分、経営方針も異なります。相互会社は保険契約者に還元することを重視し、安定的な運営が特徴ですが、資金調達力が限られます。株式会社は株主利益を優先する一方で、資金調達力が強く、積極的な成長が期待できます。どちらもメリットとデメリットがあるため、保険加入時や転職活動には自分の価値観や目的に合った保険会社を選ぶことが重要です。