保険営業専門の代理店転職・キャリア支援ならインステイト「お知らせ・コラム」ページ

MENU CLOSE

お問い合わせ お問い合わせ
LINE LINE
L I N E
お問い合わせはこちら
お問い合わせはこちら
お知らせ・コラム

NEWS

  • HOME
  • NEWS
  • column
  • 日本における重大疾病の罹患者数の推移

お役立ちコラム

2024.11.24

日本における重大疾病の罹患者数の推移

 

 

日本において重大疾病(がん、心疾患、脳血管疾患、糖尿病など)の罹患者数は、医療技術の進展や生活習慣の変化、さらには高齢化の影響を受けて増減を繰り返しながら、全体的に増加傾向を示しています。ここでは、保険募集人が知っておくべき、がんや心疾患、脳血管疾患、糖尿病の罹患者数の推移と要因について見ていきます。

【目次】

1.がん(悪性新生物)の罹患者数

2.心疾患の罹患者数

3.脳血管疾患の罹患者数

4.糖尿病の罹患者数

5.高齢化と重大疾病の関係

6.今回のまとめ

がん(悪性新生物)の罹患者数

がんは日本人の死因の1位を長く占めており、罹患者数も増加しています。1950年代から2000年代にかけてがんの発症率は上昇し続け、1981年にはがんが死因のトップとなりました。これは食生活の変化や喫煙率の高さ、さらに高齢化が影響していると言われており、特に肺がんや胃がん、大腸がん、乳がんなどが増加しています。
早期発見や治療技術の進歩により、近年では生存率も向上しており、検診の普及や意識の向上によって、罹患者数は増加しつつも早期に治療を受けられる人が増えています。

心疾患の罹患者数

心疾患(心筋梗塞や心不全など)は、日本における主要な死因の一つで、高度経済成長期以降、食の欧米化や運動不足により罹患者が増加しました。特に高血圧や肥満といったリスクファクターが増えたため、心疾患の罹患率も上昇しました。
医療技術の進展により、心臓カテーテル治療などが普及し、救命率は向上していますが、罹患者数自体は依然として高い水準です。また、心疾患は高齢者に多く見られるため、人口の高齢化が進むにつれ、今後も一定の割合で発症が続くと予測されています。

脳血管疾患の罹患者数

脳血管疾患(脳卒中など)は、かつて日本人の死因第1位でしたが、医療技術の進歩や生活習慣の改善により死亡率は低下しています。しかし、罹患者数は減少傾向にあるものの、依然として高齢者の間で多く見られる病気であり、特に血圧管理や禁煙、食生活の見直しが進んだことが罹患リスクを抑える要因となっていますが、回復後もリハビリテーションが必要なケースが多く、医療・介護負担は大きな課題です。

糖尿病の罹患者数

糖尿病は、近年増加傾向にある重大疾病の一つであり、特に2型糖尿病が急増しています。これは食生活の変化や運動不足、肥満率の上昇が背景にあります。糖尿病は、がんや心疾患、脳血管疾患のリスクを高める要因でもあり、放置すると合併症を引き起こすことから、重篤な病気として位置付けられています。国や自治体は糖尿病予防や早期治療を推進しており、食生活改善や健康診断の受診促進が進んでいますが、罹患者数は依然として高い水準を維持しています。

高齢化と重大疾病の関係

日本の高齢化率は世界でもトップクラスであり、人口の4人に1人以上が65歳以上と言われています。高齢になると細胞の老化に伴い免疫力が低下し、がんや心疾患、脳血管疾患、糖尿病といった重大疾病のリスクが高まり、重大疾病の罹患者数が高齢化とともに増加しているのが現状です。また、これらの病気は複数を併発するケースも多く、高齢者が何らかの形で医療や介護サービスを必要とする割合が増加しています。

今回のまとめ

日本における重大疾病の罹患者数は、高齢化と生活習慣の影響を受けて増加傾向にあります。がん、心疾患、脳血管疾患、糖尿病といった病気は、予防と早期発見が鍵となるため、生活習慣の改善や定期的な健康診断の重要性が高まっています。医療技術の進歩により救命率が向上している一方で、医療費や介護負担の増加も大きな課題であり、社会全体で健康寿命の延伸と医療費削減に向けた取り組みが求められています。