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2024.10.13

ライフネット生命の成り立ちと歴史

 

ネット型生命保険の代表格として、今や超有名保険会社となったライフネット生命。まだまだ新しい保険会社ですが、この会社がどのようにして生まれ、経営されてきたのかを知る機会はそう多くないと思います。

今回は、そんなライフネット生命の歴史について簡潔にお伝えします。

【目次】
1.従来の生命保険会社の課題を突いて設立
2.上場後も成長を遂げ、さらなる成長へ
3.今回のまとめ

従来の生命保険会社の課題を突いて設立

ライフネット生命保険は、2008年にインターネット専業の生命保険会社として設立されました。創業者は、日本生命でロンドン現地法人社長、国際業務部長などを務められた出口治明氏と、ハーバードビジネススクール(MBA)を終えた岩瀬大輔氏などで、「シンプルで分かりやすい生命保険を、インターネットを通じて提供する」という理念のもと、会社を立ち上げました。 ライフネット生命の設立背景には、従来の生命保険業界の複雑な商品設計や高コスト体質に対する批判がありました。日本の伝統的な保険会社は、営業職員を通じて販売する形態が主流で、商品の仕組みが複雑で分かりにくいと言われていました。これに対し、ライフネット生命は「ネット完結型」を採用し、保険商品をシンプルにし、契約の全てをオンラインで完結できる仕組みを構築し、保険料を低く抑えつつ若年層やネットユーザーをターゲットに急成長を遂げました。        

2009年には、国内初のネット専業生命保険会社として日本の保険業界に新風を吹き込み、注目を集めました。さらに、設立当初から「顧客本位」の経営を掲げ、商品の透明性や契約内容の明瞭さを強調し、保険に関する情報を積極的に開示してきました。

 

上場後も成長を遂げ、さらなる成長へ

ライフネット生命は、2012年に東京証券取引所マザーズ市場に上場し、業界においても一定の地位を確立しました。これは、日本の保険業界で革新的な取り組みが評価された結果と言えます。上場後も、医療保険やがん保険など、ニーズに応じた新商品を開発し、商品ラインアップを拡充しています。

一方で、設立以来、競争の激しい生命保険市場での顧客獲得は決して容易ではなく、他の大手保険会社と比較して規模が小さいため、経営面での挑戦も多い状況が続いています。デジタル技術を活用した効率的な運営体制や、顧客との信頼関係を重視する姿勢は今後も成長の鍵となるでしょう。

ライフネット生命は、インターネット専業という新たなビジネスモデルを基盤に、従来の生命保険業界とは異なるアプローチで成長を続けており、今後も業界変革のパイオニアとして注目していきたいと思います。

 

今回のまとめ

ライフネット生命の登場は、生命保険業界に大きな風穴を開け、業界の文化を大きく変えた存在です。当時は同社の取組を半信半疑で見ていた旧態依然の古い組織や人たちも、ライフネット生命の活躍を受けて意見を変えざるを得なくなりました。

ようやく時代が追いついてきて、若い世代を中心に一定のニーズが定着してきたので、これからもさらに成長していく生命保険会社の一つではないでしょうか。