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2024.10.12

保険業法と保険法の概要とそれぞれの役割について

保険業法および保険法は、私たちの働く保険業界を規制し、消費者保護を確保するための法律です。これらの法律は、保険会社の運営や保険契約の取り扱い、保険契約者・被保険者の権利保護に関することを定めており、この法律のおかげで健全に保険市場が機能しています。

保険募集人の方は、会社でも研修を受けられていることと思いますが、念のため、保険業法と保険法について説明させていただきます。

【目次】
1.保険業法は保険会社の運営等を規制する法律です
2.保険法は保険契約に関する細かいルールが定められています
3.今回のまとめ

保険業法は保険会社の運営等を規制する法律です

保険業法(保険業に関する法律)は、保険会社の設立や運営、監督に関する法律です。主に以下の3つの目的で制定されています。

保険業法では、保険会社が健全かつ適切に運営されるよう、必要な資本の確保や財務状況の健全化を求めています。これにより、保険契約者が支払った保険料が適切に管理され、将来の保険金支払いが確実に行われることとなります。

次に、保険業法では、消費者保護を目的として、保険会社が適切に契約者に情報を提供し、公正な取引を行うよう求めています。例えば、保険商品に関する情報提供の義務や、販売時の説明義務などが規定されていたり、不適切な勧誘や過剰な保険料設定を防止するための規制もあります。

最後に、保険業界全体の健全な発展を促進するため、保険業法は業界全体の透明性や競争環境の整備を目指しています。保険会社間の不正な競争や市場の乱れを防ぐための規制が設けられており、業界の安定性を維持することが求められています。

 

保険法は保険契約に関する細かいルールが定められています

保険法(保険契約に関する法律)は、保険契約に関するルールを定めた法律です。保険契約者・被保険者と保険会社間の権利と義務を明確にし、保険取引が適正に行われるようにすることを目的として主に次の3つを定めています。

一点目が契約内容の明確化です。保険法では、保険契約の内容や条件を明確にし、契約者が契約時に十分な情報を得られるよう規定しています。例えば、保険契約書には保険金額や保険期間、支払条件などを明記することとしており、契約者が内容を理解しやすいようになっています。

次に、保険法は契約者の権利を保護するために、契約の無効や取消しに関する規定も設けています。例えば、保険会社が重要な事実を告知せずに契約を締結した場合、契約者はその契約を無効にする権利を持っています。また、契約者が保険料を支払わない場合の対応についても、適正な手続きが規定されています。

最後に、保険事故が発生した際の保険金の支払いに関するルールも定められています。保険会社は契約に基づいて適正かつ迅速に保険金を支払う義務を負い、これにより保険契約者や被保険者が適切な補償を受けられるようになっています。

 

今回のまとめ

保険業法と保険法は、保険業界全体の健全性を維持し、消費者の権利を保護するために欠かせない法律です。これらの法律により、保険会社は適正に運営され、契約者や被保険者の利益が守られています。保険募集人もこれらの法律を(ある程度で良いので)正しく理解して、健全な保険提案ができるよう努めましょう。