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2024.10.05
保険代理店への転職活動では代理店の経営方針を見極めましょう
保険代理店への転職を考える際、その会社の雰囲気や給与体系、営業面のサポートなど、営業活動を行う上での利便性ばかりを見てしまう方も多いと思います。もちろん、自分の生活や毎日の仕事に影響を与える大事な部分ですから、そこに関心を持つことは当然なのですが、それだけで終えてしまうと長い目で見たときに後悔してしまう可能性があります。
今回は、保険代理店への転職活動で、代理店の経営方針を見極める重要性についてお伝えします。
【目次】
1.保険代理店は金融機関ではなく中小の営業代行会社
2.将来のビジョンが描けていない経営者も多い
3.今回のまとめ
保険代理店は金融機関ではなく中小の営業代行会社
保険代理店は、保険商品を取り扱うことから、金融機関に準ずる組織だという捉え方をされることがあります。
保険代理店の多くは、保険商品を扱うプロとしての高い意識を持ち、コンプライアンスを配慮した業務を行っていることは間違いありませんが、あくまで金融商品を取り扱う代理店の立場です。職業分類上は金融業・保険業にあたりますが、あくまでも保険契約の引き受けは保険会社であり、保険代理店は代理または媒介する営業代理店の立場です。ご存知のように自動車ディーラーや修理工場などのほとんどは損害保険会社の代理店となり損害保険商品を扱っていますが、保険代理店は保険代理業を専属で行なっている会社です。
ただ、「保険代理店は金融機関だからおかしな経営はしていないはず」と安心し切っている方は考え方を改める必要があります。民間の営業代理店ですから、当然に色々な経営方針がありますし、経営者の考え方も千差万別です。
将来のビジョンが描けていない経営者も多い
基本的に、保険代理店は企業のハードルが低く、誤解を恐れずに言えば誰でも開業することができます。保険会社としてはしっかりと売ってきてくれればなんでも良いわけで、営業力があるところであれば代理店として契約を取り交わすだけです。また、フルコミッションの保険代理店であれば、スタッフに支払う固定費もほとんどかからないため、開業のハードルはさらに下がります。
そのため、一時的なビジネスとして保険代理店を営んでいる経営者も多く、稼げるだけ稼いで、あとは固定費もたいしてかからないから惰性で経営していけば良いと考えている経営者もいます。本業の片手間で一つの事業として経営している方もいれば、保険代理店をやっているだけで本業の印象が良くなるからという方もいます。
転職の前に、その会社の成り立ちや経営者の考え方をしっかりと確認して、これからどこに向かっていくのかを明確にしておきましょう。
今回のまとめ
保険代理店に神聖なイメージを抱いている方も多いようですが、実態としては千差万別です。保険を売ることさえできれば誰でも名乗れる組織だという厳しい目で会社を見極めることが大切です。