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2024.09.27
来店型・窓口型の保険代理店のトレンド
保険代理店と聞くと多くの人が最初に思い浮かべるであろう、来店型・窓口型の保険代理店。ほけんの窓口をはじめ、一時ブームとも呼べるほど来店型・窓口型の保険代理店が急増しました。
そんな来店型・窓口型の保険代理店は、近年どのようなトレンドを迎えているのでしょうか。今回は、来店型・窓口型の保険代理店に転職する方に知っていただきたいトレンドや特徴をお伝えします。
【目次】
1.来店型・窓口型の保険代理店はどのような形態?
2.最近は高級志向の来店型・窓口型の保険代理店も
3.今回のまとめ
来店型・窓口型の保険代理店はどのような形態?
いわゆる保険ショップというもので、冒頭でもお伝えした通り、ほけんの窓口等の隆盛に伴ってブームとも言える伸びを見せた市場です。従来の保険はセールスレーディーが営業に来て、話を聞いて加入するものという印象が強かった市場に、お客様が自分のタイミングで相談できるという利便性が受けました。
複合施設のテナントや駅近く、車両通行が多い道路沿いなどに店を構えてお客さんを待つスタイルで、完全にプル型の集客スタイルです。訪販型とは違い、基本的にお客様のいる・いないに関わらず、1店舗につき最低1名は保険募集人を待機させておく必要があり、シフト制で就業時間が定められていることが一般的です。
出店場所によって集客に差が出ることが多く、勤務地による当たり外れが多い世界です。また、コロナ以降で社会のオンライン化が進み、オンラインでの保険相談も一般的になったことで、わざわざ店舗に赴かずとも情報収集や保険の相談ができるようになったため、店舗型のメリットを実感しにくい状況となりました。
他にも、保険市場全体のWEBマーケティングが激化する中、高い賃料が重しになって、これまでのように収益を確保することが難しい店舗が続出しています。
最近は高級志向の来店型・窓口型の保険代理店も
一方、そんな中でも百貨店などを狙って高級サロンのようなかたちで来店型・訪問型の出店を進めている保険代理店も存在します。保険製作所やマネードクタープレミアのように、所得の高い層を狙って客単価を上げた戦略をとる企業も増えています。近年は、ショッピングモールより百貨店の方が意外と賃料が安いこともあり、最大のネックであったテナント料の対策にもつながっています。
また、訪販型のWEBマーケティングでは囲い込めない固有の客層が来店型・訪販型にはあるため、市場が完全に衰退していくことは考えづらく、優秀な保険募集人が集められている。
今回のまとめ
保険代理店の代名詞ともなっている来店型・訪販型の保険代理店ですが、コロナを経て意外と厳しい状況が続いています。転職活動をする前に、まずは各代理店の特徴や市場の状況を理解しておくと、スムーズかつ失敗の少ない転職活動ができると思います。