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保険募集人にとって、お客様を大切にしながらも、絶対に契約を勝ち取らなければならない勝負の時が必ずあると思います。お客様にとって絶対に有益な保険だから何としても説得しなければならない時や、自分が立てた目標にあと少しで届く時、自分を成長させてくれるような大きな保障を提案する時など、さまざまなシーンで「今日は負けられない」ということがあると思います。

そんな日の朝、保険提案の成約率を高めるためにできることがいくつかあります。今回は、そんな当日の最後の人推しについてお伝えします。

【目次】
１．本来の力を発揮できるように当たり前の準備する
２．自分が持っている力＋αのために一工夫する
３．今回のまとめ

本来の力を発揮できるように当たり前の準備する

大切な提案を控えた朝、まずは自分が持っている本来の力を正しく発揮できるよう、原点箇所を潰す努力が大切です。

最初に、できればシャワーを浴びて気持ちをリセットしながら、自分では気づきにくい体臭を抑えます。そして、綺麗でシワのない服に着替え、男性であれば髭を剃って髪を整えたあと、化粧水やクリームで顔のトーンを上げましょう。爪を切っておくことも忘れないでください。

次にカバンの中を確認し、資料や名刺など必要なものが揃っているかを再度確認し、天候に合わせて傘や汗拭きシート、脂取り紙などのエチケットグッズを入れておきましょう。靴もしっかりと磨いて艶を出し、服についたホコリはブラシやコロコロを使って取っておきましょう。最後に、朝起きてすぐのコンディションではうまく声が出ないことが多いため、ストレッチをしたり、発声練習をして頭と喉を慣らしておくことも大切です。

こういった当たり前のことではあるものの、やっておかないといざという時に本来の力が出ずに減点対象となってしまうことに取り組んでおきましょう。

自分が持っている力＋αのために一工夫する

その上で、自分の持っている能力にさらに上乗せするための取り組みもやっておくと、成約率がグッと高まります。

例えば、ウォーキングやマッサージでむくみをとってみたり、髪を切りに行ってベストな髪型で臨んだり、新品の服をおろして清潔感を出すのも一つの手です。また、知的に見せるためにメガネをかけてみたり、頼り甲斐を出すためにジムでトレーニングして筋肉をパンプアップさせたり、提案の中で質問されそうなことや関連する雑学などを調べて知識を深めておくのも良いと思います。

「え？たかが提案でそこまでするの？」と思うかもしれませんが、売れている保険募集人は一つひとつの提案機会を無駄にせず、自分にできることを考え抜いて全て実行します。年間に100件提案の機会があって、ここで紹介したことをしっかりやると20%ほど成約率が上がると思います。すると成約件数は20件、所得でみると数百万円の差が出てきます。この数字がどんどん大きくなり、かつこれを積み重ねていけば、将来的には非常に大きな収益となります。

今回のまとめ

新しい見込客を探すことに一生懸命になっている保険募集人はよく見かけますが、成約率を限界まで高める努力をしている募集人はあまり見かけません。成約率の低い営業をたくさん行うより、成約率の高い営業を少し行う方が圧倒的に効率が良いのはいうまでもないため、皆さんも一度自分の営業スタイルを見直してみてください。