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保険代理店で営業をするというと、個人事業主として自分の力でバリバリやっていくようないイメージを持つ方も多いと思います。自分をどんどん奮い立たせて、周りの環境をうまく使って、自身の報酬を高めていくことに邁進していくビジョンを描きがちです。

しかし、保険募集は一人で行うことはできず、どんな環境に行っても周りとの調和を大切にして、チームプレーで臨むことが大切です。

今回は、保険代理店に転職した方に覚えておいていただきたい、自身の代理店や保険会社、ソリシターへの謙虚な姿勢を持つことの大切さについてお伝えします。

【目次】
１．売れている保険募集人ほど協力者を大切にできている
２．保険営業にはそれぞれの役割がある
３．今回のまとめ

売れている保険募集人ほど協力者を大切にできている

私たちが長年保険業界を見てきた中で、しっかりと営業成績をあげて稼いでいる保険募集人ほど、保険会社やソリシターさんのことを大切に考え、謙虚な姿勢で臨んでいます。

保険代理店で営業する際は、ソリシターと呼ばれる保険会社と代理店をつなぐ架け橋となる方の存在が欠かせませんが、このポジションにいる人と丁寧な連携ができていないと、困った時に手を差し伸べてくれませんし、業界内でも自分の悪評がどんどん回っていきます。自分の成績のために人を強引に動かしたり、当たり前のことですが、助けてもらった際の感謝や失敗した時の謝罪などがないと、業界内でも孤立していってしまいます。

これは、保険会社やソリシターに対してだけでなく、自分が所属する代理店やそこで働く上司、同僚に対しても同じです。自分の周りの人間に謙虚な姿勢で対応し、助けてもらったら感謝して自分も同じように助けるというという精神がなければ、いくら個人事業の保険代理店であっても絶対にうまくいきません。

保険営業にはそれぞれの役割がある

保険営業では、最前線で保険を売ってくる自分が一番偉いと勘違いしている募集人が多いのも事実です。

確かに、保険を提案してお客様を納得させるという行為はとても難しく、また非常に尊い仕事だと思います。しかし、保険代理店や同僚の存在がなければ自分が売れる保険商品も少なくなりますし、入ってくる手数料率も下がります。保険代理店という集団があるからこそ今の営業と報酬環境があるのです。また、保険会社が保険商品を開発してくれなければ売る商品がありませんし、CMなどでプロモーションしてくれなければ募集人も提案しづらくなりますし、ソリシターがいなければお客様に保険のことを深く語ることができません。

あくまでも、保険を販売するフローの中で自身は営業というパートを担っているだけです。サッカーや野球と同じで、それぞれにポジションがあって、各ポジションが正しく仕事をしているからこと、保険を提案できて、お客様に保険金が支払われるのです。

今回のまとめ

往々にして、保険営業は自分の努力や苦労にしか目が行きませんが、その裏にはたくさんの人や組織が関わっています。ここを理解せず、自分よがりの営業活動を行なっていると、絶対に成績はあがりませんし長続きもしません。