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保険代理店の「ハード情報」と「ソフト情報」とは、インステイトの造語ですが、保険代理店を選ぶ際に見極めるべき上で２つの情報として相談者に話しています。保険代理店位転職する際はこのどちらも大切で、どちらが足りなくても転職は失敗してしまいます。

今回は、そんな代理店への転職時に見極めるべき情報についてお伝えします。

【目次】
１．保険代理店のハード情報とソフト情報とは
２．ハード情報ばかりを見てソフト情報が疎かになることが多い
３．今回のまとめ

保険代理店のハード情報とソフト情報とは

まず、ハード情報とは、代理店そのものの制度や仕組みのようなものとイメージしてください。例えば、受け取ることができる手数料率や必要な固定費、取扱保険会社数、ネームバリュー、会社規模、業界での立ち位置、提供されるリーズ（マーケット）の具体的内容など、目に見えてわかる情報のことです。給料や日々の仕事に直結するわかりやすいベネフィットであり、ここが弱いとなかなか稼ぎたくても稼げなかったり、営業が大変だったりすることが多いと思います。

一方、ソフト情報とは、その保険代理店のカラーや経営者の考え方・価値観、一緒に働くマネージャー・募集人の個性、企業文化など、少し客観的には分かりづらいものの、入社してからの納得感や日々のモチベーションにジワジワ聞いてくる要素です。

ハード情報ばかりを見てソフト情報が疎かになることが多い

保険代理店に転職を考えている方のうち、「どんな代理店ですか？」「保険代理店の情報を教えてください」と言われる方のほとんどが、ハード情報を求めている傾向にあります。〇〇保険会社の商品を取り扱っていて、固定給があって、リーズの質が良い代理店ありますか？といったように、自分が営業しやすくて報酬が増える代理店を探してしまいがちです。

もちろん、この視点も大切なのですが、そこだけを見て入社してしまうと、もし他の代理店でもっといい条件が出てきたらそっちにまた移るんだろうなと感じてしまいます。保険営業の中でどこを見て仕事をしている方なんだろうか、何のため保険営業をやっているのか、保険営業をやる上で大事にしている価値観や軸のようなものは何なのかが見えないため、こちらも代理店を紹介しづらく感じてしまいます。

こういう方は、大体のケースで保険代理店が決まらずになかなか転職できずにズルズルと下降していきます。色々な保険会社の保険商品をいつまでも比較して、「もう少し考えます」と決断を先延ばしするお客様と同じで、ベストなものを探そうとするあまりに結局決められなくて損をしてしまいます。

自分が保険営業する中で、本当に大事な要素はどこにあるのだろうかということを見誤ると、進むキャリアも見誤ってしまいますので、よく考えて転職に臨むことをおすすめします。

今回のまとめ

買い物でもそうですが、スペックだけを見て購入してしまうと、新しい商品やモデルが出るたびに買い替えたくなり、結局どんどんお金を失う傾向があります。一方、商品のブランドやコンセプトに共感した買い物は、長く愛着を持って使い続けられます。

転職も同じで、表面的な情報だけに捉われるとずっとモヤモヤした状態で働くことになりかねませんので、しっかりとハード情報とソフト情報の両方に目を向けて検討してみてください。