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2024.09.15
フルコミッションの保険営業で成果が出なくて悩んでいる方へ
フルコミッションの保険代理店で営業をしていると、どうしても周りのすごい成果を出している人たちが目に入ってしまい、自信がなくなる方も多いと思います。そういった時に、「諦めたら負け」「努力が足りない」「彼にできるなら自分にもできる」と自分自身を奮い立たせている状況をよく見ます。しかし、これは本当に正しいのでしょうか?
今回は、そんなフルコミッションの保険営業で成果が出なくて悩んでいる方に読んでもらいたい、辛い時の考え方をお伝えします。
【目次】
1.フルコミッション保険営業はみんな辛い(時がある)
2.給与所得者に戻るという選択も恥ではない
3.今回のまとめ
フルコミッション保険営業はみんな辛い(時がある)
フルコミッションとは、読んで字の如く完全成果報酬型の保険営業のことで、契約をいただけた分だけ報酬を受け取り、いただけなかったらゼロもありえますよという考え方です。こうした給与体系は日本の労基法で認められていないため、基本的には個人事業主となって、保険代理店に所属(就職ではない)することとなります。
そのため、周りを見ると信じられない金額を受け取っていたり、いつも余裕そうに大きな仕事をしていたりと、保険会社では考えられないような凄い人を見かけます。そして、それを見て自分の情けなさに悩み、冒頭でお伝えしたような「諦めたら負け」「努力が足りない」「彼にできるなら自分にもできる」と自分を奮い立たせて毎月頑張るのです。
しかし、周りの凄い人もずっとその調子ではありませんし、その人たちが正しい努力で上り詰めているわけではありません。たまたま契約が重なっただけの人もいれば、他に仕事や会社を持っていてダブルインカムの人もいると思いますし、見込客を紹介してくれるような太いパイプを持っているのかもしれません。結果的に、今は安定しているかもしれませんが、契約が取れずに苦しい思いをすることも多分にあるのです。
給与所得者に戻るという選択も恥ではない
フルコミッションの世界にいると、給与所得で働いている保険営業を少し下に見たり、逃げていると捉えられることがあります。
しかし、誰にでもその人ごとに適性があります。自分に合わないが花形と言われる場所で働き続けるよりも、自分の適性を踏まえた上で最適な環境を選択することが大切です。フルコミッションが正義だという風潮に踊らされるのではなく、自分の性質を考え、どこで働くことが最も費用対効果が良いのかを考え、そこに身を置いて頑張れば良いのです。
フルコミッションで働く人が素晴らしくて、そこから出て行く人は「逃げている」というのであれば、その人はなぜもっと稼げるメジャーリーガーやハリウッドスターにならなかったのでしょうか?それは野球が向いていなかったり、演じたり歌うことが得意ではなかったから、違う仕事を選んだんだと思います。このように、メジャーリーガーやハリウッドスターを目指さずに、今のフルコミッションの保険営業をやっていることも適性を見極めた上での選択ですし、フルコミッションをやめて給与所得を受け取るのもまた適性を見極めた上での選択です。
あなたがフルコミッションで苦しい思いをしているなら、自分の適性を見直し、向いていないのであれば潔く離脱することも正しい選択です。
今回のまとめ
あなたの人生はあなたのものですし、あなたの営業はあなたのものです。周りにどんな人がいて、どんなことを言われようとも、自分に一番合った場所で保険を提案することが、あなた自身とお客様のためになることは明らかです。
努力や根性うんぬんではなく、もう一度、自分の適性をしっかりと見つめ直してみてください。