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2024.03.28
固定給の保険代理店で経験を積んで歩合給に進もうとすると失敗します
国内生保で営業をしている方が保険代理店に転職する際、いきなり歩合給になるのが怖いという理由から、まずは固定給の代理店で経験を積みたいと考える方が多いように感じます。徐々にステップアップしていくと捉えれば良い戦略のように見えますが、この方法をとっている人は概ね転職を失敗しています。
今回は、固定給の保険代理店で経験を積んで歩合給に進もうとする考え方の危険性についてお伝えします。
【目次】
1.腰掛的に保険代理店を選ぶと失敗する
2.固定給・歩合給それぞれの特徴を理解して最初からベストな選択を
3.今回のまとめ
腰掛的に保険代理店を選ぶと失敗する
今まで国内生保で営業を行ってきた方が、固定給で実績と経験を積んでから歩合給に行きたくなる気持ちはわかりますが、この方法ではおそらく一つ目の転職先(固定給)の段階でなかなか成果が出ずに次に進めなくなる可能性が高いと思います。
そもそも、固定給には固定給の、歩合給には歩合給のメリット・デメリットがあり、それぞれの形態には意味があります。それを考慮せず、固定給の上が歩合給というような思考をしていては、絶対にそこで成果を上げることができず、結果としてそのまま塩漬けになるか、別の代理店にネガティブな意味で転職しなければならなくなります。
固定給・歩合給それぞれの特徴を理解して最初からベストな選択を
固定給の保険代理店では、個人事業主ではなく基本的にはサラリーマンとして雇用されるため、定められた労働時間の中で働く必要があり、自分自身の裁量がそれほどありません。また、代理店側は毎月決められた金額を支払わなければならないため、しっかりと成果を上げてくれると確証できる人材しか入れたくないですし、代理店側が雇用リスクを負うため営業成績の割に報酬が少なく感じるかもしれません。その反面、労働基準法に守られた働き方や福利厚生と、毎月の安定した給与が保障されるため、
一方、歩合給の方は、基本的に個人事業主として代理店に所属するため、あらゆる面で自身に裁量が与えられます。その分、成果が上がれば報酬で還元されますし、成果が上がらなければ報酬が減って自分が苦労するだけというわかりやすい図式です。
こういった特徴を理解しながら、現在の自分はどのような働き方をしたいのか、将来どうなっていきたいのかに照らし合わせながら、ベストな選択肢を考え、腰掛的に転職先を選ぶのではなく最初からしっかりと自分に合った保険代理店に就職することをお勧めします。
今回のまとめ
まだ保険業界で働いたことがない方であれば、まずはお試しで保険営業に触れてみるという選択もありかもしれません。しかし、国内生保から代理店に転職する方は、腰掛的に転職するのではなく最初からベストな代理店を探した方がうまくいく確率は高まります。
いきなり環境を変えるのは勇気が要ることだとは思いますが、しっかりと自分と市場を分析して、あとは思い切って挑戦してみてください。