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2024.02.26
保険乗合代理店では自分の数字や報酬は自分自身で管理する
大手国内生保と乗合代理店では、組織構造や雇用形態が異なるため、営業活動に対するサポートや報酬の計算方法が大きく異なります。そのため、それぞれの特性を把握しておかないと、「あれ、前の会社ではこんなことなかったのに」とギャップを感じてしまいかねません。
今回は、大手国内生保と乗合代理店の営業現場における数字の管理方法について、その違いをお伝えいたします。
【目次】
1.大手国内生保では支部長や所長が数字を管理してくれる
2.乗合代理店では自分で数字を管理する
3.今回のまとめ
大手国内生保では支部長や所長が数字を管理してくれる
大手国内製法では、支部長や営業部長と呼ばれる組織の長や、所長のような管理職がいて、その人たちが営業職員の数字や報酬を日々モニタリングしてくれます。また、一定期間の営業成績をもとに「査定」と呼ばれるような評価が行われ、営業職員の資格や役職、報酬等が決定されます。
日々の成績が査定の基準に達していない場合は、どれだけ数字が足りていないのか、どうすれば達成できるのかを教えてくれたり、場合によっては、上司が数字達成のための実務的なサポートを行ってくれたり、理由をつけて人事に掛け合ってくれたりと言ういうことも珍しくありません。
乗合代理店では自分で数字を管理する
一方、乗合代理店では、自分自身の営業成績は、全て自分で管理しなければなりません。毎日のスケジュールから目標までの道のり、現時点で得ることができる報酬金額、上手くいかないときのトラブルシューティング等、ありとあらゆることを自分自身で把握して対応していく必要があります。乗合代理店によっては、上司がいることもありますが、大手国内生保の支部長や所長のような親代わりのような存在ではなく、あくまでも、同じ営業マンとして、支えあい助け合うようなパートナーに近い存在です。
こういう話を聞くと、乗合代理店の営業環境が厳しいように感じますが、一般的な社会ではこれが普通であり、またやればやっただけダイレクトに報酬として自分自身に還元されます。つまり、大手国内生保のように、周りが手厚いサポートを行ってくれる分だけ自分自身の報酬が少ない環境か、それとも乗合代理店のように過剰なサポートは無いものの、報酬としてしっかりと還元される環境か。つまるところ、この二択だと思います。
今回のまとめ
一見、大手国内、生保の手厚いサポートは魅力的に感じますが、当然、そのサポートにはコストがかかります。そのため、営業成績に対して受け取る報酬が少なくなるということを覚えておいた方が良いかもしれません。
一方、乗合代理店は、必要以上のサポートがない代わりに、無駄なコストが発生せず、その分だけ自身の報酬が増えるという世界です。どちらが良いのかはそれぞれの好みではありますが、せっかく頑張って営業活動するのであれば、その分だけたくさん報酬を受け取れる環境の方がよりモチベーションにつながっていくのではないでしょうか。