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保険営業の現場では、日々のモチベーション管理が非常に重要であり、この如何によっては営業成績、ひいては報酬にも大きく影響します。そんな重要なモチベーションを維持するための方法として、ベイビーステップという制度があります。国内生保の営業現場では古くから取り入れられている制度ですが、この考え方は外資系保険会社や乗合代理店などではあまり見られません。

今回は、そんなベイビーステップがない保険乗合代理店でモチベーションを保つ方法をお伝えします。

保険営業現場におけるベイビーステップとは

多くの国内生保の営業では、顧客自身や家族の情報を入手したり、保険証券をお借りしたり、新たな出入企業を獲得した場合、小さなご褒美（ベイビーステップ）をもらえることがあります。その内容は、ボールペンやタオルなどの小さな粗品のようなものであったり、中には、高級なお菓子や食事会、支部での旅行、支社の豪華イベントへの参加など、達成した目標や成果によって様々なベイビーステップが設けられています。

大したものではないと感じる方も多いと思いますが、毎月同じ営業の繰り返しになりがちな保険営業現場では、このような小さな喜びの積み重ねが意外とモチベーションにつながり、実は辛い営業の支えになっているというケースも少なくありません。

乗合代理店にはベイビーステップがない

こうしたベイビーステップの文化は、基本的には国内生保の営業現場特有のもので、外資系の保険会社や乗合代理店ではあまり見かけない制度です。あくまでも、保険営業の経験が浅い方でも目標を持って働くことができるように取り入れられた制度であり、外資系の保険会社や乗合代理店のような合理的な考え方や、経験豊富で高い志を持って自立して営業を行う会社にとっては、不要な制度と考えられているのかもしれません。

ベイビーステップがない乗合代理店でモチベーションを保つには

外資系の保険会社や乗合代理店では、ベイビーステップがない代わりに、自分自身で目標やそれを達成したときのご褒美など、毎月の営業活動を乗り切るためのマイルストーンを設定していかなければなりません。

また、ベイビーステップがない代わりに、個々の成果が報酬に反映されやすいため、見返りがわかりやすい分、モチベーションの維持がしやすい側面もあるかもしれません。

いずれにしても、自身で小さな目標設定を行い、しっかりと成果に繋げることでその分だけ報酬を受け取るというわかりやすく合理的な世界ですので、やる気がある方にとってはこちらの制度の方がメリットは大きいと思います。

今回のまとめ

本文でもお伝えしたとおり、ベイビーステップとは、会社が経験の浅い営業マンのモチベーション維持のために取り入れている制度です。どの業界においても、自身のモチベーションを高めたり維持するのは自分の役目であり、この制度自体が国内生保特有のものかもしれません。

乗合代理店や外資系の保険会社に転職すると、このようなギャップを感じるかもしれませんが、それも自分を成長させるための一つのステップだと思って取り組めると良いですね。